ふぅー  0対66

 10月18日に花園で行われた、ラグビー京都産業大学関西学院大学戦は、0−66。これほどの大差は、20数年前、同志社が大学選手権3連覇の頃の、対同志社戦以来かと思う。もっともあの頃は、60点差くらいで負けても、スクラム同志社の強力フォワードをぐいぐい押しまくり、会場がどよめいたものだ。

 これまでも関学には楽に勝っていたわけではないが、スクラムにこだわり続けてきただけに、そのスクラムが機能しないのであれば、こういう展開になってしまうのか。以下の京都新聞の記事を読むのもつらいが、スクラムだけにこだわっていて、勝てる時代は終わったのかも。かえって、いい転機とするチャンスととらえるべきかもしれない。


以下は、10月19日付け 京都新聞の記事より


京産大2連敗

 ラグビー関西大学リーグ第2日は18日、花園ラグビー場で2試合を行い、同大が28−3で天理大をノートライに抑えて今季初勝利を挙げた。京産大関学大に0−66で完封負けを喫し2連敗となった。

 3点を先制された同大は前半7分のトライで逆転すると、2PGを加えて11−3で折り返し。後半は4分のFB宮本(4年、天理)のトライを皮切りに、21、33分と3連続トライで突き放した。 京産大は前半21分に先制トライを許すと前半で4トライを献上。後半も6トライ浴びて力尽きた。

スクラム不安定、下位転落岐路に 京産大

 開幕戦で天理大に20年ぶりの黒星を喫した京産大は、関学大にも31年ぶりに敗れ、2連敗。大西監督は「きつい。(春からの不振を)開幕2試合で立て直すつもりだったのだが…」と声を落とした。

 FW戦で優位に立てないまま走力のある関学大バックスに先制トライされると、自陣ゴール前では相手FWに自信を持ってスクラムを選択された。「接点」での圧力が弱まると外へ外へとボールを散らされ、7人制日本代表のWTB長野らに計10トライを浴びた。

 数少ない武器であるスクラムが不安定で、試合運びに京産大らしい集中力がない。浮上のきっかけをつかめないチームに、大西監督も「粘る場面もない。何とかしないと」と苦渋の表情を見せる。下位転落の岐路に立たされた。