山科 そして今日は１２月１４日

　先日、宮崎県内のある山村で同僚と飲んでいたら、関西からその山村に嫁いできている女性がいて、話をしてみると、職場は京都の山科にあったという。京都産業大学の学生で、山科と言っても特に感慨はないだろうが、大津市追分にあった追分寮にいたものにとっては、山科は庭のようなもの。

　その女性と、山科や四宮の話で盛り上がった。追分寮は、日曜の夕食はカツカレーとバナナと決まっていたので、それがいやで、山科駅の近くにあった王将によくいったものだ。同じく駅そばのお好み焼き屋もなかなかうまかった。

　師走と言えば、忠臣蔵。そして今日は、１２月１４日。実際は、旧暦の１２月１４日だそうだが、赤穂浪士による吉良家への討ち入りの日だ。

　大石内蔵助は山科区の西の端にあたる西野に住み、仇討ちまでの間、夜毎東山を越えて祇園に通いながら世間の目を欺き、この山科から江戸に向かったそうだ。

　しかし、学生時代はそれを知らなかった。山科でよく食事をし、追分寮から琵琶湖疎水に沿って、よくジョギングをしたものだが、山科と赤穂浪士のつながりは、全く知らなかった。

　先日、昔の忠臣蔵を見ていたら、浅野内匠頭を近藤正臣さんが演じていたが、近藤正臣さんは山科の出身らしい。

　年末に忠臣蔵を見るたびに、山科を思い出す。