日本選手権準決勝 三洋電機対NEC

 NHKで日本選手権準決勝(秩父宮ラグビー場)の三洋電機対NEC戦をテレビ観戦した。

 この試合では、京都産業大学出身で、日本代表スクラムハーフ三洋電機田中史朗選手のプレーが楽しみだったが、なんとこの日の解説は、京都産業大学出身で、元日本代表スタンドオフ、元トヨタ自動車廣瀬佳司選手だった。

 わかりやすい解説だったが、廣瀬佳司選手は2005〜2006のシーズンでは、公式戦でのプレースキック成功率91%を記録。久しぶりに彼のプレースキックが見たかった。

 3週間ぶりの試合となった三洋電機は、プレーに堅さが見られ、らしからぬ反則の多かったこと。

 NECの勢いに、押され気味の三洋だったが、後半、田中史朗選手がしりぞいたあとに出場した高安選手が終了5分前に、中央付近のラインアウトから敵陣に自らけり込んだボールを、NECのWTB瀬崎がけり返した瞬間に絶好のチャージ。ゴール方向へ転がるボールを捕ると、そのままインゴールへ飛び込んだ。

 押され気味だった三洋の勝利を決定づける、すばらしいチャージだった。それにしても、スクラムハーフがあの展開で、あそこまで前進、ダッシュするかというミラクルなプレーだった。

 決勝が楽しみだ。