大畑大介選手 ラストゲーム

 京都産業大学出身で、ラグビー界のスター、大畑大介選手は今期限りの引退を開幕前に宣言し、最後の試合はぜひ見たいと思っていたが、9日の豊田自動織機戦の後半5分、右膝を負傷して退場。

 今後の試合出場はもう無理。右膝蓋腱(しつがいけん)断裂の重傷と診断され、全治1年とも報道されている。年末のサントリー戦はテレビで見たが、大畑選手のラストゲームを見ることができず、残念。

 大畑選手と言えば、京都産業大学時代に日本代表に選出され、2006年にはテストマッチ通算65トライの世界記録を樹立した、まさに日本ラグビー界のスター。

 大畑選手が京都産業大学4回生の時には、全国大学選手権準決勝で、関東学院大学にトライ数で上回りながら、チームがあまりにもフォワード戦に固執していたため、バックス、そしてエースの大畑選手にボールを積極的に回さず、敗れた試合が印象に残る。

 個人的には、鹿児島で試合後に、神戸製鋼のバスの中にうちの息子を招き入れ、サインをしてくれたことに感激し、親子で忘れられない思い出となっている。

 全治1年の大けがにもかかわらず、負傷の3日後には、高校の同級生である上原投手(オリオールズ)と関西テレビ「さんまのまんま」の収録に臨んだとのこと。ちょっとびっくり。

 大畑選手のこれまでの様々な功績に、心から感謝したい。そしてしばらくは、ゆっくり休んでほしい。まずはケガを治すために、病院でじっくり静養し、全治後は、ますますの活躍を期待したい。

 大畑選手、ありがとう。