鹿児島空港

 朝起きると、東京は雪。羽田空港に着き、まず宮崎行きの表示を見ると、「天候調査中」。別に驚かないが、娘に頼まれたお土産を買い、再び表示を見ると、「鹿児島空港か熊本空港に向かうことがあります」。

 「熊本空港だと熊本駅まで遠いしなぁ。」と思いつつ、搭乗。宮崎空港が近づくと、飛行機は徐々に高度を下げ始めた。「これは宮崎空港に無事着陸だな。」と思っていたら、飛行機が急に高度を上げ始めた。

 「おいおい」と思っていたら、機内アナウンス。「機長が宮崎空港には安全に着陸できないと判断しました。鹿児島空港に向かいます。」とのこと。機内では一斉に落胆のため息が漏れた。

 羽田離陸直後に、新燃岳(しんもえだけ、地元では「しんもいだけ」)の爆発的な噴火があったそうで、丁度西風に乗って着陸する頃に火山灰が宮崎市内へ。

 久しぶりの鹿児島空港鹿児島空港着陸は約30年ぶり。京都産業大学追分寮の同級生に鹿児島出身がおり、一緒に飛行機で伊丹空港から鹿児島空港へ。鹿児島に1泊後、宮崎に帰省したことがある。あの時はなぜはスカイメイトなのに航空会社が事前予約に応じてくれた。

 30年後にこのような形で鹿児島空港に着陸するとは思わなかった。久しぶりにその同級生にメールし、30年ぶりに鹿児島空港の滑走路に降りたことを報告したい。