ナイストライとアンクルタップ

ksumiyazaki2010-12-27


 ラグビートップリーグも終盤。この土日の試合で、京都産業大学出身の選手の活躍がうれしかった。

 神戸製鋼サントリー戦では、神戸製鋼フォワード8人中3人が京都産業大学出身。そしてウイングには、今期限りで引退を表明している京都産業大学出身、大畑大介選手が。

 大畑選手が走るとサントリーの選手が止めようと必ず寄ってくるが、大畑選手はぎりぎりまで引きつけて味方にパス。往年の独走トライはなくても、やはり存在感は相変わらず高い。試合終了間際のトライもいい反応だった。痛めた右肩が心配だが、ぜひ治して日本選手権で最後の勇姿を見せてほしい。

 11勝1敗で首位を走る三洋電機はリコーと対戦。京都産業大学出身で日本代表のスクラムハーフ田中史朗選手は、すばやいパスワークと、元気ないい動きで、若さあふれるプレーをしていた。

 後半、三洋ディフェンスの裏にうまく走り込んだリコーの選手を追いかけ、トライを防いだプレーは、テレビ解説者が「田中君の見事なアンクルタップ」と言っていたが、斜め後方から飛び込み、ぎりぎりのところで足首を叩いてリコーの選手をつまずかせた、見事なプレー・技術だった。

 トップリーグ終盤と日本選手権が楽しみだ。